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どうしようもないネタメモブログ。 ツッコミ可。空月のツッコミ返し有。 原稿とかで忙しい時はこっちで更新してます。
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何かが爆発したのかと思ったほど、扉が閉まる音は大きかった。
慌てて鈴が振り向くと、源矢からの言付けをジムの皆に伝えに各部屋へ行ったはずの閃の姿。鈴は驚き口を開いて――目を見張った。閃は肩で息をし、額から汗が噴き出している。トレーニングの時と変わらないと言えば変わらないが、問題はその焦点の合っていない目と、真っ赤な顔。
何拍も遅れて鈴はようやく声を出した。


「何…で、戻ってきたの…?」
「!」


瞬間更に燃え上がるように赤くなった閃は、鈴と顔を合せられないのか踵を返し扉を開けて逃げていってしまった。


(何があったか…は、なんていうか……想像つくんだけど)


ジムの皆が閃のことをちょっと特別な方面から気に入っているのは重々承知している。告白事故(?)でも起こったんだろう。


(で、でも、誰?和真?孝紀?羊介…は違うか、いい人ポジだし。龍生さん…?ま、まさか久太!)


「おじいちゃん以外の誰か…よね」


女である久恵や自分はすっかり蚊帳の外に追い出して、鈴は唸った。


08,08,15
(お題は「てぃんがあら」様)


!!!???…?





これもタイで書いたやつ(何やってんの)。
鈴視点の話多いなー。
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愛だと思った。だから告白した。
恋だと思った。だからキスした。
愛だと、恋だと、思った。でも、よくわからない。


本に使えたらな、というネタ。



「予兆はあったのさ。面白いことが起こる予兆が」


君はどう?何かあった?
尋ねると、家光は少し考えてから、首を振った。
縦、に。
恭祐は不敵な笑みを深くすると、ソファに座って一生懸命に紅茶を飲んでいる家光の目の前に立った。


「ふーん。どんな?」
「どんな?えーと…」


紅茶の液面から目を恭祐に向けて、家光はしばし逡巡し。


「面白い風紀委員長に会えた!」


胸を張った。



08,08,14
(お題は「てぃんがあら」様)


会えたことが?それとも、会える前に?





オリキャラすみません。雲雀パパン×パパンで。
雲雀父も当然風紀委員長ですよ。




イヤなヤツだし。かっこつけだし。何考えてるか全然わかんないし。
いじわる、だし。
だけど俺は別に、あの人のことが嫌いじゃない。
降谷の球ばっか取るのも俺にキビシいこと言うのも、部のためなら仕方ないって思う。
勝つための野球、そのためなら投手に嫌われたっていいって笑うあの人らしい。普段おちゃらけてるのも半分演技なんじゃないだろうか。
そのくらい、御幸一也は野球に真剣で。
そんなあの人が俺はすごいと思う。いい先輩だと、思う。


なのに。




「あんたなんか」


ギラギラした目なのに、どこか子どもみたいなキラキラを中に持った、レンズの奥。
睨み付けられてもまるで堪えないと言わんばかりの、たるんだ笑顔!


「あんたなんか大っ…嫌いだーっ!!」


「大」の後にタメを作って叫んでも、御幸はニヤニヤしたやらしい笑顔で俺を見下ろすだけ。
ムカつく。イヤでかっこつけで何考えてるかナゾでいじわるなこいつが。
わざと大嫌いなんて言わせて、それが特別だって子どもみたいに喜ぶ御幸が、もう本当に、嫌だ。



08,08,14
(お題は「てぃんがあら」様)


「俺のことを好きなあんたが、俺は大嫌いなんだ!?」
「えええええ!?」



御沢か御→沢かで悩みました。
結局御沢にしたけど、もしかしたら御→沢かもしれない。





『そりゃまた何で』


電話の向こうは日本だ。国際電話はいつになっても進歩する気配を見せず、無駄な雑音をBGMに掻き鳴らす。
日本にいる恋人が怪訝そうな言い方をするので、馬鹿なあいつでもわかるように説明してやる。
閃は少し押し黙り、まあいいけどそれだけなら、俺にだってできるし、とらしくもなくつぶやいて、また沈黙。
電話口で困っている姿が想像され、妙に愛しかった。
意地っ張りで鈍感な閃には、いつだって大人な態度でこちらが譲歩しなくてはならない。それだって意味を汲み取ってもらえずスルーされることも多い。
けれど。それでも。何度でも。
倒されたキックボクサーが、這い上がってくるみたいに。


「閃」
『…おう』
「早く、来いよ」
『!…もちろん!』


笑顔の気配をたぐりよせて頷いて、タイの夜空を見上げた。



――3回以上は、俺が待てない。
さびしくて、さ。


08,08,13
(お題は「てぃんがあら」様)


仏の顔も、三度迄。




実際にタイの夜空を見上げたのは空月です←
ムエタイの本場にいてテンション上がったので。



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