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どうしようもないネタメモブログ。 ツッコミ可。空月のツッコミ返し有。 原稿とかで忙しい時はこっちで更新してます。
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「おかしいだろ」


彼女は言った。僕は、その言葉の意味を一瞬図りかねた。
けれどその手の中のバットを見ていたら、なんとなく、わかった。
彼女がバットを振るうこと。
彼女が土まみれで駆け回ること。
彼女が、“男でいる”、こと。


「おかしく、ないっすよ」
「おかしいって」


否定は非難じみた否定で返された。
僕はてっきり否定してほしかったのかと思っていたから内心驚いた。
確かにはじめは不純な動機だったかもしれない。でも、今彼女は確かに、自分のために野球をやっているんだ。
そのためにどれだけ努力してきたかを、一番近くで見ている僕は、知っている。


「おかしくないっす!猿野――くんが、今、頑張っているのはみんな知ってますから!」
「はは、何ムキになってんだよ」


彼女は普段通りくくっと、およそ女の子らしくなく笑って。
振りかえった。


「おかしいんだ。知ってるよ、それくらい」
「…ッ、さるの、くん――」
「おかしいって」


彼女は微笑んでいた。けれど瞳にはとても悲しい色が浮かんでいて。


「おかしいって、言って」


思わず引き寄せ抱きしめた身体の細さに、嬉しいような悲しいような気持ちが溢れ出して、僕は泣いていた。
彼女はそっと僕の頭を撫でて、





「ごめんな。でも、ありがとう。ネズッチュー」




そう、つぶやいた。







**********************************


ミスフルより、子津×猿野。
猿が女の子で男のフリ(でも黙認・周知の事実)で野球をやっているというパロ。子猿すきーv
でもこの猿もきっとはじめは凪さんのためなんだ。きっと…。


たまには自分を否定してほしい、なんて。弱くありたい、なんて。


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元気だよ。
俺は、とっても元気だよ。
貴方達と過した日々は、今じゃすごく昔の御伽話みたいだ。
でもそんな昔があって今があるんだね。なんだかくすぐったいや。
あのとき追いかけたものは、今じゃすごく遠いよ。本当はそんなもの、なかったみたいにね。
もしかしたらあの日の俺は何か大切なものを見落としていたのかもしれない。それでいいって、あの日の俺は俺に言うんだ。
でも…貴方達は、それに気づいてほしかったのかな?どう?





元気だよ。
空はいつものように変わらなくて、身長は伸びたけれどその距離は縮まなくて。
何もかも変った、何も変わらない場所で、俺は元気です。





俺を愛してくれた貴方は、今も元気ですか?
なら、俺は、元気だよ。




*******************************


ツナでも三橋でも栄純でも誰でもいける気がする。
別れ話は書かない人なんだけど。たまにこういう感じのネタは考えるんだ。
こんなモノローグの後にドアとか蹴破って(はい?)攻めくんが会いに来てくれたら空月嬉しい。





サイトでの表記を「★」に変えてみました。
また変わるかもですが…(苦笑)

どうでもいいけど今ものすごーくスランプなのでここにすらネタが出てきません。むーん。
まあちょっと書くのをお休みしてみるのも、たまにはね。





いつもの悪ノリネタなんで・・・
苦手な方は踵を返して下さいな。
それも空月が時代考証まるで駄目!なので、江戸と言いつつスタンスはぎんたま(じゃんぷ)みたいな感じです;



時は2XXX年。世界は各国同士の争いの中で変革に変革を重ねていた。それはここ日本でも同様の事。
政府が苦肉の策として提示したのが、この地に古くから伝わる妖(あやかし)の力による対外防衛政策。そして、環境・資源対策を考慮に入れた国そのものの江戸時代化であった。

そんな東京――現在では再度名を変え「江戸」と名づけられたこの地に、代々裏の仕事を行うヤクザ者の集団が数多くあった。
政府は彼らのような者達の外へ向かう暴力的な力を、逆に正義のために用いようとする。彼らに「魔」を退治させることにしたのだ。
魔――それは、戦闘のために利用されるようになった多くの妖らが、人間に悪用されたり自分たちの意志で持って暴虐非道の限りを尽くすようになってしまったもの。そしてまた、犯罪者である人間を指す。
彼らに退魔を退治する力を授ける事により、彼らは暴れる事の出来る正規の場所を手に入れたのであった。
そんな暴れ者の集団のひとつ、青道組が、この駄話の舞台となるのでありました――。


なんて、そんな感じでお願いします(苦笑)。
要は言葉も存在している技術もほとんど今と変わらないけど、環境保全の為等の理由でそれを放棄している、と。
だからみんなの格好も着物だったりします。
また退魔なんてかっこいいこと言ってますが、実際は悪い事をしているのは大抵人間で、退魔に抵抗できる能力の持ち主「退魔術士」を保持している組はほとんどないのであります。



キャラ設定~(でもまだあんまり決まってない~)

沢村栄純・・・次期青道組20代目組長。兎に角明るく元気で可愛らしい、みんなのアイドル。人を引き寄せる魅力を持つ。
女の子である以上嗜みとして琴や舞を習っているが、本人は戦っている方が好きで刀術の鍛練を怠らない頑張りやさん。
(実は舞いやらもなかなか上手だったりしてときどき周りを驚かせる)
幼い頃に祖父である先代組長と両親が謎の死を遂げ、二歳のとき親戚筋である片岡の元に預けられる事になる。
潜在的な妖力(妖と戦うための能力を使う際消費する力)は高いが、どうやら妖にさえモテてしまうらしく妖に狙われる事もしばしば。
五歳のとき、「妖しか見えない」という奇病にかかったことがあり、それ以来更に妖力が増した。
夢は青道の組長になってみんなに「姐さん!」と呼ばれること(笑)。
武器は刀とドスの二刀流。また、逆上すると人格が変わってメチャ強くなる。ただしその後妖力の使い過ぎでぶっ倒れる。

御幸一也・・・退魔術士。栄純第三の部下(栄純談)。
二枚目な外見と若干人を小馬鹿にしたような発言が多く軽く見られがちだが、誰より青道と栄純のことを考えている。が、あまりにベタベタしすぎて栄純には嫌がられもしている。
退魔術士としての腕は天下一品であり、組の在り方に口を出す事もできる青道扇の要。

金丸・・・下男。栄純第一の部下(栄純談)。
片岡の元で働いていたが、栄純の遊び相手として抜擢され事実上の幼馴染のような関係に。
栄純の事は好きだが基本的に素直になれない。

降谷暁・・・栄純の第二の部下(栄純談)。
栄純の彼氏(!?)として登場するもののその素性は謎。普通の人間ではないらしいが・・・?

結城哲也・・・青道のキャプテン。
栄純に剣術を教えている。栄純には将棋を教えられている。
基本的に栄純には甘いので大抵の事は押し切られてしまう。
一応栄純の婿には一番近いポジション(=青道で一番強い男)にはいるのだが、本人はイマイチよくわかっていないらしいことが判明。

片岡鉄心・・・青道の現組長。ただ本人は、これはあくまで代理であるとの弁を崩さない。
あまり表には出さないが、栄純のことをとても大切にしている。


今は降谷が栄純とデート(!?)しているのを御幸先輩たちが追跡するネタばかり個人的に盛り上がっていて困ったものです(ホントにな!)。
ちゃんとシリーズで書きたいなあ。



どーも空月です。
なんとかめずらしく有言実行できたのでご挨拶。
メインジャンルでそれぞれホワイトデー記念SSを書いてみました。下の記事です。
上から順に、

降沢(ダイヤ)
守護者Sツナ(リボ)
ハナミハ(振り)

となっております。
3月いっぱいはお持ち帰りOKにしますので、万が一気に入ったもの等あればどうぞー。ご報告は任意で。ま、出来がこんなんだし、ね・・・!


******************



チョコを貰えた人も、貰えなかった人も、あげた方の人も。


お菓子会社の戦略だ・・・なんてありふれた寂しいこと言わずに、楽しもうじゃない?


だって今日は、White Day!!!


さ、貴方の賭けは、成功したかしら?


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