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どうしようもないネタメモブログ。 ツッコミ可。空月のツッコミ返し有。 原稿とかで忙しい時はこっちで更新してます。
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「ナルト。好きだよ」
「ぶはっ!?何言ってんだってばよ!オレにはサクラちゃんがいるっつーの!」
「ああ、そうだね。じゃあ二番目でいいよ」
「・・・・・・サスケも、いるけどもー」
「知ってる。なら三番目か。あれ、でもヤマト隊長もいるし・・・他にも好きな人いっぱいいるんだよね、ナルトは。さすが」
「・・・・・・・・・お前、それでいーのかってば」
「?」
「一番、ほしくねーのか?オレだったら、一番になりたいってばよ?」
「そうだけど・・・ナルト、だし」
「オレだしって何だってばよ!ワケわかんねーってば!」
「そう?それに、僕の一番がナルトなら、いいんだ。幸せ、なんだよ」
「!!う、うう・・・」
「?」





(お前が一番だって、言えなくなったじゃんか)
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「好きよ」
キスとハグとぐっさり突き刺さる愛の言葉。
欲しいものは全部、与えてあげるわ。
「さ・・・ささささ、サクラちゃんっ!?」
真っ赤な顔としどろもどろの言葉。
欲しかったものは全部――ちがくても。





(被害は甚大ね、お互い)



貴方だけがいない世界。
言い換えれば、貴方以外が全て、何でも、必ず在る世界。
ああでも、何でだろ。
芽吹く季節が、こんなにも切ない。





(俺がお前に遺せたのは、弟を助ける術だけだったな)



「あっ」「あら」
「雨、ですね。テンテン」「そうね。リー」
「これでは修行ができないですよ!」「・・・今日は休みでしょ?たまには休むのも大事じゃない!」

「そうよね、ネジ!」


窓の外には風景をぼかして降る雨。勿論すぐに止んでほしいと思う。
けれど草木、動物、人間にとって必要なものだということもよく理解している。(昔はわかっていると思い込んでいたから、考えようとしなかった事)
じっと、閉じた目で雨の向こうを見た。
その先にある――


「そうだな」
雨が止んだら、帰ってくるかも。
リーとテンテンは、顔を見合わせた。
「ネジ、それは・・・」「都合良すぎない?」
「いいだろ?それでも」
口元に浮かぶ笑みに、二人は肩を竦めた。



いつだって、あたたかな彼を感じているから。





(帰ってきてくれ。晴の準備はお前のために、いつでも)



ざああ。ざああ。
金色の草原が辺り一面を覆う。


九尾――。


小さな少年が駆けてゆく。金色の――髪の。
高い草の中を金色の姿が上下に動き、ざっざと草の鳴る音が風に掻き消される。
呼びかけようにも声が出ぬ。止めようにも牙が、爪も、動かぬ。


少年が振り返った。
金色の中、ひかるあおいひとみに、自分の姿が映った。
にい、と口角が上がり、細く白い腕がゆらりと挙げられた。


九尾ー!
鬼ごっこ、だってばよ!


ナルトは駆け出した。
全てが、金色だった。





(ぐるぐるぐるぐるぐる)
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