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どうしようもないネタメモブログ。 ツッコミ可。空月のツッコミ返し有。 原稿とかで忙しい時はこっちで更新してます。
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サイトに載せようと思っていたのですが、本にしようかなーと思います。
たぶんペラいコピ本…。需要が確実に低いけど気にしない。
ちょびっと書いてみたので載せてみる。



初めて会ったのは、確か交差点だった。

もしかしたらそれよりも前に会っていたのかもしれず、事の次第を考えればそう考えた方が順当そうだが、覚えている一番古い記憶では交差点だったので、それを初めてとさせてもらう。

また「会った」というにはいささか語弊がある。互いに互いの方を見たのは確かだったが、会おうとしてあったわけでもなければ、まして話をしたわけでもなかったのだから。

それでも、それでも初めて会ったのは、確かに交差点だった。

スポーツ用品店で、新しいグラブを見た帰りだった。学校帰りに寄れる近場ではなく、家から電車を乗り継いで行かなくてはいけない遠い店だというのに、泉はその日遠出を決めた。

青春の一ページは大人に言われなくとも貴重で儚いと知っているというのに、わざわざ嫌いな人ごみへ足を向けたのには、単なる気分転換とセールをしていたからという理由しかない。これで「何の理由もなく」だとか「何か起こる気がして」などと思っていたら、それは運命的な出会いであったろうに。しかし事実は事実だ。

帰りの電車に乗るため駅へ向かう途中、歩行者天国のような大きな交差点に差し掛かった。十字路内に白線が縦横無尽に走っている。四隅のどこからどこへ渡ってもいいようになっている。

平日とはいえ人の出は多く、宗教の勧誘が声高に叫ぶ声やら歩くのに邪魔な位置に現れるキャッチセールスのようなものまでいる。かなり煩い。

にぎやかなのは嫌いではないが煩いのは気に障る、という考えの持ち主である泉は、結局何もいいものがなかったことも相まって苛立ち、早歩き気味になっていた。それでも人が多くて望むように前へ進めず、苛立ちは更に高まる。こんなことに一々ムカついている自分に更に苛立つ。

帰ったら兄貴にヤツ当たってやれ――泉がそんなことを思って気を紛らわせかけたときだった。

目があった。




うーん、計画性のなさが文章にあふれ出ていますな。
もちろん目が合った相手は三橋ですよー。

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