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どうしようもないネタメモブログ。 ツッコミ可。空月のツッコミ返し有。 原稿とかで忙しい時はこっちで更新してます。
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雲は大空の中でしか、霧は大空の外でしか、生きられない。


ふと思ったこと。
これをテーマに本出したくなってきた…!オフとかで!ヒバツナムクで!
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「えーいじゅーん。どこー?」
「…」
「えいじゅーん?栄純ってばー」
「……」
「ここかなー?あれっ、いない。栄純ー?かくれんぼ?」
「………、」
「えいじゅーん」

「…見つけた♪」

栄純が瞬時に顔を上げると、そこにはニッコリ笑顔の稲城エースピッチャー、成宮鳴の姿。
お宝発見、とでも言わんばかりのらんらんと輝く両の眼が栄純を捕らえる。当の栄純は目を大きく見開いて固まっている。
冷や汗がするり、頬を伝った。
「どーしたんだよ?せっかく俺が栄純に会いにきたのにー」
「なっ…」
栄純は絶句すると勢いよく立ち上がった。隠れていた植え込みが葉擦れを響かせる。
「来るなって前も言っただろ!何しに来たんだっ」
鳴は栄純の怒り浸透な様子に不思議そうにかわいらしく首をひねる。本人は本気で不思議がっているのだが、一癖も二癖もある性格を知っている栄純には胡散臭くてしょうがない。
「だから栄純に会いにだよ。それだけの理由じゃダメ?」
「ダメ、とか、違うだろ!騒ぎになるの忘れたのかよ!」
以前意気揚々と青道野球部の面々の前に現れた鳴は、「栄純は俺のだから」発言で散々青道を引っ掻き回していった。
先輩にも同輩にも問いただされ、栄純にとって鳴の青道凱旋(?)は歓迎できるものじゃないのだ。
そりゃあ実力を認めるライバルの一人として、ひいてはいい友達として、大切な関係に違いないのだけれど。
「お前が来るとみんなに怒られるんだよ!」
「みんな?栄純は俺よりみんなが大事なんだ?」
栄純は淡々と問う鳴に絶句する。自分は決してこの白頭の恋人などではないけれど、もし恋人だったらこんな嫉妬深い奴お断りだ!と思った。

終?


続きが書けなくなったのでここまで。アンケートで鳴沢リクがあったので。



昔は苦手だった賑やかな場所が好きになったのがいつかはわからない。少なくとも今は周りで騒がしく会話がされていて、自分一人でぽつねんと座っていたとしても、つらくない。
両手で持ったコップを回すと、茶色い液面が揺れた。まるい油が表面に浮かんでいて、ちょっと食べ過ぎたかとまたおしぼりで口を拭う。白い布地には何も付かない。
もう少し食べようか、それとももう帰ってしまおうか。


「どう、しよう」


誰も聞かない言葉は同級生や先輩達の一気飲みの歓声に掻き消される。三橋はぼうっとしていたが、数メートル先から走ってくる彼には一応気付いた。


「三はっ…イタッ!?」
「ふえ」


三橋は目の前でコケかけた花井を見、瞬きをした。
花井は転びそうになったものの手の中の紙皿、並びにそれに乗った数枚の肉、は死守しており、三橋は目を輝かせる。


「は、ないくん、スゴい…!」


よろよろと体勢を立て直しつつそれは違うだろとツッコミたかったが、心配でやって来たのにそれは本末転倒な気もした。
座ったままの三橋に皿を差し出すと、瞬きされる。


「や、だから…さっきっから食べてないだろ?だから」
「お、俺、に?」
「…ひょっとしてつまんねえんじゃねえかって」


花井は顔を逸らした。
大学に入って友達ができているかなんて、聞けない。そんなことを聞かなくてはいけないような間柄ではもうないし、聞いて笑顔で「できた、よ!」と返された日にはちょっとヘコむ。心は安堵し、なのにヘコむ。
三橋は花井の言葉の意味を考えていたが、彼が気を遣ってくれているのに気付いて謝りそうになった。しかしそれは良くないのだと西浦で叩き込まれたので、寸でのところで止まる。


「ごっ」
「ご?」
「ちが…あの、」


花井の持ってきた皿を受け取りながら、三橋はにっこり微笑んだ。


「ありがとう、花井くん」


焼肉を一枚食べて、三橋はおいしい、です、とまた笑った。



08,09,02
(お題は「てぃんがあら」様)


「花井ー顔真っ赤ー」






タイで途中まで書いて挫折。
紙が無くなったのもあったけれども。
三橋の大学生活を想像するのは楽しいです。





ボンゴレの十代目を愛するってのがどういうことが分かるか?
それはシチリアの黒歴史を崇拝し、光に背を向け血に染まって生きてゆくことと同意だ。常に死の恐怖と隣り合わせ、決して息つく暇を弄ぶことなどできない。

すべてはただ、ボンゴレファミリーとドン・ボンゴレの血の為に。沢田綱吉個人ではなく、連綿と繋がったマフィアそのものの存在に、命をかけろ。

晴、雨、雷、嵐、霧、雲。
お前達が、ツナのすべてを守るんだ。
一切の妥協は許されない。



――ツナに、幸せでいてほしいならば。


08,08,15
(お題は「てぃんがあら」様)


家庭教師は空を見上げた。





ツナの幸せの形を自分達が決めてしまうことがエゴであることを彼は誰より知っている。
それでも、それでも。
彼はツナといっしょに生きたいと、思うんだろうと思う。




「おれの勝ち、だってばよ」


ナルトがとても嬉しそうに笑って、目を閉じた。
サスケはそれを見下ろし、苦笑する。
そう、自分は負けたのだ。最強最悪、最初で最高で最愛な、この少年に。
自分の過ごした二年半と少しは無駄だったのだと。ひいては復讐を始めた頃からの全てが意味のないものであったと思い知らされた。(もちろん、ナルト達との思い出は、差し引いて。)
負けた。力も、思いも。完全な敗北だというのに、どうしてこんなに清々しいのだろう。気持ちいいのだろう。幸せ、なんだろう?


「ナルト」


呼ぶと、抱き付いてきていた少年はサスケを見上げた。まだかろうじてサスケの方が背が高い。
サスケはそっと、とてもとても久しぶりに、キスをした。碧い瞳が見開かれ、ぼろっと涙が落ちる。


「ナルト。ありがとう」




大声を上げて泣くナルトを抱きしめて、サスケも少し泣く。
こんなに気分のいい負けは、勝利だって敵わない。



08,08,15
(お題は「てぃんがあら」様)


パーフェクト・ビクトリーを君と俺に!





意味のない時間だとは思っていませんが、この瞬間だけはサスケもそう思うのかもしれない。
これもひとつの最終回。ということで、ひとつ。


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