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どうしようもないネタメモブログ。 ツッコミ可。空月のツッコミ返し有。 原稿とかで忙しい時はこっちで更新してます。
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亮介さん、と栄純が言うを初めて聞いたとき、倉持が何に驚いたかと言えばその発音のなめらかさだった。どう考えても言い慣れている。そんな気がした。
栄純は眼を落して倉持の前に正座している。
言いたいことがあるからと栄純にこの状況に置かれ、第一声が尊敬する先輩であり二塁間を守る良き相棒である彼の名であったことに倉持は動揺を隠さなかった。御幸ならもっと冷静に振る舞えたのだろうか。
「沢村、おま、」
「倉持先輩に隠し事とかできないから」
一気にたたみかけて、栄純ははあ、と息をついた。
おいおいそんな言いきったぞ、みたいな顔されても、と倉持は眉間に皺を寄せ、言われたことを反芻する。
亮介と栄純が付き合っている、と。
「なんで、だよ」
理由を問うのにこんなに情けない声が出るのかと倉持は自分で驚いた。
栄純はきょとんとした顔を彼に向け、こてん、と首を傾げる。
「なんで、って…?」
「だってよ、あの人は――ああいう、性格だし、」
お前と合わないんじゃねえの。
そう言った瞬間の栄純の表情の変化は見事だった。
血色の良い顔がざっと青ざめたかと思うと、また赤くなって弾けたみたいにぼろぼろ涙が零れ落ちた。
倉持がぎょっとしているのを見上げ、栄純は唇をかみしめる。
「そんなこと、ないっす」
「何でそんなのわかるんだよ」
自分は苛々している、と思った。しかしどうしてこんなよくわけのわからないことで苛々しなければならないのだろうか。わからないことに対しての、苛々なのか。
栄純は手の甲で零れ落ちる水の玉を拭った。
「好きだって」
次に頬が上気したのは、怒って泣いているからじゃ、ない。
「好きだって、言ってくれたんすもん」
――な、
倉持は全身の力が抜けるのを感じた。




倉沢にまだきちんとハマったことがないなあって考えてたらこんな文になってしまった。
好きなんだけど、まだツボにハマらないのです。倉沢。むむ。
二塁間サンドもおいしいよねって誰か言ってた。お、俺じゃない誰かだよ!
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