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先月号のアフタにあった漫画を降沢でパロ。
二人とも小学五年生。
「沢村っ」
栄純は振り返った。そこには同じクラスの降谷がいて、走ってきたのか頬を上気させていた。
降谷は赤い頬のまま栄純に近づき、躊躇わずに言った。
「僕、君のこと好きだった」
「うん」
栄純は頷いた。いや、全然知らなかったのだけれど、こういうことが起きると、どこかで期待していたのかもしれない。
『明日で地球がなくなるそうです――』
そう言って泣き崩れた先生を見たときから、他の子たちが普段は取らないような行動を取り始めたときから、縁がない自分にも、こういうことの一つや二つ、起きるかも、と。
それが同じクラスの男だとは、さすがに思いもよらなかったのだが。
降谷は栄純の手を握り締めた。両手でする握手、というのはいつぶりだろう。
「本当は大人だったら、こういうときセックスとかするんだけど、僕達まだ子どもだから、これだけ」
「ん」
「じゃあね」
降谷は栄純の瞳をしっかり見つめて素早く言うと、駆けて行った。
栄純はそれを見送って、ああ、明日は来ないんだと思いながら、目を閉じた。
「降谷」
ぱち、と目を開けると視界に入ってきたのは眩しい光線だった。
降谷は目を細める。
燦々と降り注ぐ太陽のわきに、こちらを見下ろす栄純の姿があった。
昼に屋上に来ていて、眠ってしまったらしい。
「ねえ、沢村」
「なんだよ?」
降谷は目を瞑り、開いた。そこには相変わらず高校生の、明日世界がなくなるなんてことを思ってもいない栄純がいて、とても安心した。
「僕、君のこと、今でも好きだよ」
「は。」
栄純が目をまるくするので、声を上げて笑った。
本当は世界が終る直前までお話が色々続いておもしろかったんですけど、主人公(女の子)と男の子との会話の感じが好きだったので、そこだけ。
でも終わる世界に二人を置き去りになんてできず、夢オチという伝家の宝刀使わせて頂きました。
二人とも小学五年生。
「沢村っ」
栄純は振り返った。そこには同じクラスの降谷がいて、走ってきたのか頬を上気させていた。
降谷は赤い頬のまま栄純に近づき、躊躇わずに言った。
「僕、君のこと好きだった」
「うん」
栄純は頷いた。いや、全然知らなかったのだけれど、こういうことが起きると、どこかで期待していたのかもしれない。
『明日で地球がなくなるそうです――』
そう言って泣き崩れた先生を見たときから、他の子たちが普段は取らないような行動を取り始めたときから、縁がない自分にも、こういうことの一つや二つ、起きるかも、と。
それが同じクラスの男だとは、さすがに思いもよらなかったのだが。
降谷は栄純の手を握り締めた。両手でする握手、というのはいつぶりだろう。
「本当は大人だったら、こういうときセックスとかするんだけど、僕達まだ子どもだから、これだけ」
「ん」
「じゃあね」
降谷は栄純の瞳をしっかり見つめて素早く言うと、駆けて行った。
栄純はそれを見送って、ああ、明日は来ないんだと思いながら、目を閉じた。
「降谷」
ぱち、と目を開けると視界に入ってきたのは眩しい光線だった。
降谷は目を細める。
燦々と降り注ぐ太陽のわきに、こちらを見下ろす栄純の姿があった。
昼に屋上に来ていて、眠ってしまったらしい。
「ねえ、沢村」
「なんだよ?」
降谷は目を瞑り、開いた。そこには相変わらず高校生の、明日世界がなくなるなんてことを思ってもいない栄純がいて、とても安心した。
「僕、君のこと、今でも好きだよ」
「は。」
栄純が目をまるくするので、声を上げて笑った。
本当は世界が終る直前までお話が色々続いておもしろかったんですけど、主人公(女の子)と男の子との会話の感じが好きだったので、そこだけ。
でも終わる世界に二人を置き去りになんてできず、夢オチという伝家の宝刀使わせて頂きました。
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