どうしようもないネタメモブログ。
ツッコミ可。空月のツッコミ返し有。
原稿とかで忙しい時はこっちで更新してます。
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こんばんは。
亮沢パロ。栄純女体化でちょっとえろく暗めなので注意。
大丈夫な方は続きからどうぞ。
葵さんさとうさん灰子さん季結さん、そのほかあの場所にいらっしゃった方に捧げさせて頂けるなら幸い。
…てゆうか自重しなくてすみませんでしたorz
亮沢パロ。栄純女体化でちょっとえろく暗めなので注意。
大丈夫な方は続きからどうぞ。
葵さんさとうさん灰子さん季結さん、そのほかあの場所にいらっしゃった方に捧げさせて頂けるなら幸い。
…てゆうか自重しなくてすみませんでしたorz
あいしてるよ
その言葉はするりと闇に滑り落ちました。なぜかと言えば、そう、あいしてる、という言葉には、決して汚い音が入っていないからなのです。
あいしてる。字面も丸くて愛らしく、口にした途端つるりと滑る様は、とてもきれいだと思いませんか?
俺にはそれがとても美しく思え、彼が言うとなおさら麗しく聞こえるのです。
彼が俺にそれを言うことはありません。俺は小湊の一族さまのために子どもを産む妾に過ぎないと、彼の召使の方に言われました。彼はそれについては何も言いません。言う必要が無いんだと俺は思いました。
だからどこで聞いたのかというと、これはないしょなのですが、彼がこの土蔵の前で彼の奥様におっしゃっていたのを拾ってしまったのでした。
夏の暑い日だったそうで(俺はここから出られないのでわかりませんけれども彼に聞きました)、けれどこの土蔵は暗くてひんやり涼しかった。
彼はおんなしような涼しい声で言いました。
あいしてるよ
俺はそれを聞いて蕩けてしまいました。彼には何度も抱かれていて、けれど一度だってそんなことを言われたことなどないのです。もちろん俺は妾なので当然のことです。
でも――彼が、少しでも俺のことを想っていてくれるなら嬉しいと、俺は思うようになってしまった。それも確かな事実でした。
俺の世界は今ではあのひとだけ。他は暗闇と、時折かすかに聞こえる外の音と、運ばれてくる食事や身の回りのもの。ほんの一言二言しゃべってくれるだけの召使。
でも、それでも俺はしあわせ。彼がときどき顔を出してくれるだけで。
どうして、と人は問うのでしょう。でも彼を、亮介さんを好きなのに理由なんていらなかった。
今も、いらないんです。
ほしく、ないんです。
「どうしたの、栄」
亮介の問いに首を振った。
組み敷かれて中を滅茶苦茶にされ、荒い息とすえた臭いが空間を支配している。
「なん、でも…ないんです。ごめんなさい。亮介さん」
彼はそう言って静かに涙を流す栄純に暫し黙りこんでから、そう、じゃあ続きを、といつもの笑みを浮かべた。
――好きになるのに理由はいりませんでした。
でも――好きでいるのに、理由は必要でした。
あなたに、理由は、やっぱりありませんか?
ああそれでも、あいしてます。亮介さん。
*****************************
名家の跡取り亮介×妾の栄純。
栄純は鎖でつながれ隠されていて、ときたま通ってくる亮介さんのことがとても好きで。亮介さんは栄純のことをどう思っているのか自分でも理解しきれていない微妙な感情をもてあましている感じ。
やっぱり俺の文じゃイマイチすぎるので誰か空月に監禁亮沢を恵んでくださ(ry
亮沢の話が出たとたん超舞い上がってしまった…どんだけ!
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